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【おすすめZIPファイル解凍アプリ7選】Android・iPhoneで使えるものをご紹介

PCを利用してデータをやり取りする人も多いでしょう。しかし、最近ではスマホを利用して仕事をする人が増えている状況です。このとき、AndroidやiPhoneのスマホを使ってZIPファイルの圧縮・解凍を考えているなら、専用のスマホアプリを利用してみてはいかがでしょうか。

この記事では、Android・iPhone向けのZIPファイル解凍アプリを7つ紹介していきます。作業効率化を目指すために、自分にぴったりのアプリを探してみてください。

スマホで便利に使えるおすすめZIPファイル解凍アプリ7選

スマホでZIPファイルを扱いたいなら、アプリの導入が欠かせません。

ここでは、Android・iPhoneで便利に利用できる「おすすめZIPファイル解凍アプリ」を7つご紹介します。各種、ダウンロードできるOSや機能を紹介しているので、参考にしてみてください。

①RAR

RARは、RARLABにより開発された複数の圧縮ファイルに特化したアプリです。ZIPファイルはもちろん、さらに圧縮力に優れたRARや7zの圧縮・解凍を行えます。

スマホ画面上にあるデータを選択するだけで簡単に圧縮・回答を行うことができ、出力先も自由に設定できるのが魅力です。

RARの概要
対応OS Androidのみ
料金 無料
評価 GooglePlay 3.8 / 5.0点

②ZArchiver

ZArchiverは、ZDevsにより開発されたAndroid版のファイル圧縮・解凍アプリです。メジャーなZIPファイルはもちろん、約30種類の圧縮ファイルに対応しています。

また、圧縮ファイルのセキュリティ対策としてパスワードを設定できるなど、ビジネス利用でも安心して使えるのが特徴です。シンプルデザインなので、スマホ画面でも操作しやすいと人気を集めています。

ZArchiverの概要
対応OS Androidのみ
料金 無料
評価 GooglePlay 4.2 / 5.0点

③WinZip

WinZipはWinZip Computing LLCにより開発されたWindows向けの圧縮・解凍アプリです。近年ではAndroid・iPhone版も登場し、データの一覧表示やサムネイル表示にも対応しているなど、使いやすさに特化するサービスを提供しています。

圧縮ファイルの名称設定やパスワード設定も対応しており、PC版WinZipと連携できるのも特徴です。また、スマホ内のストレージにあるクラウドツールのデータを取り扱えることから、現在の業務デジタル化にも対応できる魅力を持っています。

WinZipの概要
対応OS Android・iPhone
料金 有料(無料体験あり)

日本語版スタンダードプラン:4,800円/ライセンス

日本語版プロプラン:6,400円/ライセンス

評価 GooglePlay 3.2 / 5.0点

App Store 3.8 / 5.0点

⑤Easy zip

Easy zipはWEBDIA INC.が開発した圧縮・解凍アプリです。メールに添付されたデータの解凍はもちろん、スマホカメラで撮影した画像や動画をまとめて圧縮できます。

また、回答したデータをアプリ内で閲覧できたりと、データのトータル管理が魅力のアプリです。クラウドツールのDropboxと連携できるなど、スマホの容量を増やさずにデータ管理ができることも含め、使いやすいサービスだといえます。

Easy zipの概要
対応OS iPhone
料金 無料
評価 App Store 4.6 / 5.0点

⑥iZip

iZipはComcSoft Corporationが開発した圧縮・解凍アプリです。一般的な圧縮・解答を行えるほか、圧縮の度合いを調整できるなど、メール添付容量に合わせたデータ圧縮を行えます。

また、iZIPでは写真やオーディオなど当初からフォルダ分けが行われているため、スマホ画面でも簡単に目的のデータが見つかるのが特徴です。急いで圧縮データを送付しなければならないときであっても、スムーズな対応を行えるでしょう。

iZipの概要
対応OS Android・iPhone
料金 無料
評価 Google Play 3.3 / 5.0点

App Store 4.6 / 5.0点

 

⑦7Zipper

7ZipperはPolarBear softが開発した圧縮・解凍アプリです。ただ圧縮・解凍を行えるのではなく、フォルダのコピーペースト、デリート、内容確認など、データ管理にも優れています。

また、データの並び替え機能が搭載されており、簡単に目的のデータを発見できるのも魅力です。差し込んだmicroSDカードのデータも扱えることから、容量を気にせず圧縮・解凍を行えます。

7Zipperの概要
対応OS Android
料金 無料
評価 Google Play 4.0 / 5.0点

スマホでZIPファイルを活用するシーン

Android・iPhoneのスマホでZIPファイルを扱えるのは便利ですが、あまり活用シーンがイメージできない人もいるでしょう。

ここでは、3つの項目に分けてアプリを活用するシーンを紹介します。自分の悩みを解決できる項目がないかチェックしてみてください。

大容量データの送信

スマホのメール機能を利用するときに気になるのが、送信容量の上限値です。中には10MBまでしかデータを送れないサービスも多く、容量が大きなデータの扱いに困っている人も多いでしょう。

このとき、ZIPファイルへと圧縮できれば、容量を抑えられ、今まで送れなかったデータを難なく送信できます。「データ容量をもう少し下げられれば…」という時に活用してみてください。

複数ファイルをまとめて送信

写真データや動画データなど、複数のデータをまとめて送信したいことも多いでしょう。しかし、添付データには上限があるため、小分けにして送信するしかありません。

そこで、活躍するのがZIPファイルです。専用アプリで複数の写真・動画データを圧縮すれば、1つのデータとして添付できます。品質を落とさずデータが送れるので、圧縮するリスクがないのも魅力です。

パスワードを付けて送信

データを送信するときに気になるのが、セキュリティ問題です。中には送信した人以外に閲覧されたくないものもあるでしょう。

ここでも圧縮・解凍アプリが活躍します。アプリの種類によっては、圧縮データにパスワードを設けることができ、パスワードを知っている人しか解凍できないように設定可能です。別の人に見られないようにしたいときは、ぜひパスワード機能を活用してください。

アプリでZIPファイルが解凍できない原因と対策

ZIPファイルを利用すべく、アプリ導入を始めた人も多いでしょう。しかし、詳しい使い方が分からず、ZIPファイルの解凍に困っている人もいるのではないでしょうか。

そこで最後に、よくある解凍トラブルと解決策を4つご紹介します。

パスワードを確認する

パスワード付きのZIPファイルが送られてきたときに、ファイルが解凍できず困っている人もいるでしょう。もしパスワードを手入力していたり、コピペ入力している人は次のことを試してみてください。

  • 手入力せずにコピペ入力する
  • コピペ入力では、空白までコピーしていないか確認する

中にはパスワードを間違って入力している場合があります。一度入力方法を変えてみてはいかがでしょうか。

スマホのストレージを確保する

問題なく解凍できるけど、なぜかエラーが発生すると困っている人もいるでしょう。もしかすると、それはスマホのストレージが不足しているのが原因かもしれません。

圧縮データを解凍すると、データ容量が大きくなります。事前にmicroSDカードを用意しておくか、専用のクラウドストレージを解凍先に設定しておくといいでしょう。

再送信してもらう

ZIPファイルを解凍しようする段階でエラーが発生している人もいるでしょう。もしかすると、送られてきたデータ自体が壊れているかもしれません。

いろんな対策を取っても解凍されないようなら、もう一度送信者からデータを送ってもらうのがおすすめです。また、送信者側が解凍できるか確認してもらいましょう。

別アプリを試してみる

利用しているアプリによっては、ファイル拡張子に対応していなかったり、バグによるエラーが起こってしまう場合があります。もし解凍に時間がかかってしまうなら、一度別のアプリを導入してみましょう。

別アプリであれば問題なく解凍できる場合もあるので、本記事で紹介したアプリを参考にしてみてください。

ZIPファイルとは

ZIPファイルとは、単体および複数のデータを1つの集まりとして圧縮したファイルのことです。

このファイルは、専用ツール・アプリを利用することで、誰でも作成できます。そこでまずは、ZIPファイルの特徴について簡単にご紹介するので、まだ利用したことがない人はチェックしてみてください。

ZIPファイルが使われる理由

ZIPファイルが登場したのは、今から30年以上前の1989年といわれています。

以前までは、作成したデータをCD-Rなどに焼いて、取引先などに届けられていました。しかし、インターネットの普及やデジタル化の加速により、次の問題が発生します。

  • 取り扱うデータの容量が増加
  • やり取りするデータ数が増加

このとき求められたのが、データをできる限り軽くし、品質を維持しつつまとめてやり取りする方法です。そこで開発されたのがZIPのフォーマットであり、複数のデータをひとまとまりで圧縮し、容量が抑えられることから、多くの企業で爆発的に普及していきました。

また、圧縮したデータを解凍しても品質が損なわれないことから、現在でも長く利用されている圧縮ファイルなのです。

PC・スマホで扱うZIPファイルの違い

一般的に、ZIPファイルはPCで利用されています。しかし近年では、次の理由からスマホでZIPファイルを扱いたいユーザーが増えているのをご存じでしょうか。

  • デジタル技術の進展
  • 新型コロナウイルスのまん延に伴うリモートワークの増加

現状、PCには当初から圧縮データを扱う機能が搭載されているので、右クリックの選択画面内に圧縮データの項目が表示されます。一方、スマホは仕事用としての機能に乏しいこと、またデータ管理に優れていないことから、初期状態のままだとZIPファイルが扱えません。

このような違いを含め、Android・iPhoneでZIPファイルが扱いたいなら専用アプリの導入が必要です。PCのようにZIPファイルがすぐに扱えるわけではないので、スマホ活用を考えているなら、アプリ導入が必須だと覚えておきましょう。

まとめ:ZIPファイル解凍アプリをダウンロードして作業効率化を目指そう

作業効率化を図りたい人や、スマホを利用してデータのやり取りを行いたい人は、ぜひZIPファイル解凍アプリをダウンロードしてみてください。別途こちらでも推奨する再生・解凍ソフトを解説しています。

ただし、提供されているアプリによって対応OSや機能、使いやすさが異なります。まずは気になるツールをいくつかダウンロードしてみて、自分の目的にぴったりのものを探してみてはいかがでしょうか。